ジンの消費量世界第3位でもあるスペインは世界的なジントニックブームの先駆けでもあります。楽しみ方も氷を入れたコリンズグラスにジンとトニックにレモンまたはライムのスライスを入れたベーシックなものではなく大きめのバルーングラスにハイビスカスの花びらやハーブをまとわせた飲み方がトレンドになっております。
ジン・ヴォルカニックはガローチャ地方のエッセンスを持った個性的なジンでラタフィア・ラシッド(ハーブリキュール)とジュニパーベリー、火山石と地場の清らかな水を使い3回蒸留したものです。
第1浸漬：熟しきっていない胡桃を蒸留したもの。果実の成長中のある一時点に収穫し極上質のアルコールに１年以上漬け込みます。
第2浸漬：極上質のアルコールに複雑なアロマを表現させるため、レモン・バーベナ、セイヨウ・オトギリ、ミント、セイジ、ローズマリー、シナモン、クミン、カモミール、ジンジャー、ジュニパー・ベリー、ナツメグ、スター・アニス、その他数々の植物の根、種、薬草、花を浸漬したものから得られたハーブ・スピリッツを蒸留します。
第3浸漬：「地元の浸漬」と呼ばれるジュニパー・ベリー、コリアンダー、オレンジ・ホップ、レモン・ピール、オレンジ・ドライピール、ジンジャー、シナモン、ベネチアン・リリー、セイヨウトウキやその他の植物を浸漬させ仕上げたロンドン・ドライ・ジンです。
【テイスティング・ノート】
・外観：透明から半透明。エッジがきいた縁、キラキラと輝き綺麗です。粘度の強さが見て取れます。
・香り：エレガントで上質。漬け込んだハーブのタッチに溢れている微かな柑橘、シャープでしっかりしたバルサムの雰囲気の中にジュニパー・ベリーを思わせる。
・味わい：非常に柔かく粘度が高い。ファーストアタックは旨みがあり、繊細で伸びがあり漬け込んだスパイスとジュニパー・ベリーを思わせる。様々なアロマ，ハーブと軽い柑橘、バルサムのタッチ。度数が高いため僅かに刺激のあるアルコール感を伴う。きめ細かく上品でその蒸留の良さが伝わってくる。
・余韻：しっかりとしていて余韻が長い。若いクルミの繊細で膨らみがあり、上質なハーブのベースの中にバルサムを思い起こさせるニュアンスがある。